パートナーの存在
さて、本記事では夫はあまり登場していないので、「旦那は何をしているの?」と思うかもしれませんね。夫は仕事が忙しく、1日のほとんどを職場で過ごしている長時間労働のサラリーマンです。夫は家事育児に関与しないというよりその時間が平日は無いに等しいので、保育園の送迎も、早朝出勤で深夜帰りが毎日のためやったことはほぼありません。ただ、料理は得意なので、家にいるときはほぼ夫、子どもの運動会のお弁当なども買い物から下ごしらえから全ておまかせしています。まだ乳児の頃は慣れずに何かあるとすぐ私に助けを求めることが多かった夫も、時を経た今では私が用事で不在にしていても子どもを3人連れて充分満喫できる時間を過ごせているようです。
私自身も、子どもに対しては、おむつ替えや抱っこにおんぶなど手をかけることもなくなり、会話中心で少しずつではあるけれど自立に向けて背中を押す時期に差し掛かって来たことで、ある面では楽になってきました。
長時間労働も社会問題ではありますが、わが家の場合はそれに加えて転勤族。現在は単身赴任中です。経済的な面では共働きだったから自分の働き方を柔軟に変化させることができたのだと思います。
入社してずっと同じ会社で勤めていると、組織の中の役割なども変化してくるでしょうし、共働き家庭が多くなってきましたが、子どもの体調不良で仕事を休んだり早退するのも、何かしらの理由で仕事をセーブするのも、わが家をはじめ多くの家庭では未だ母親が中心です。保育園の待機児童問題がTVでとりあげられていても、インタビューされているのはほとんど母親。子育て期に「子どもが熱を出したと連絡が来たので、早退します!」「PTA活動のために有給とります」「時短勤務しています」「育児休暇とります」という父親が珍しくない世の中に変われば、誰もがもっと柔軟な働き方を選択できるし、これから大人になる今の子どもたちも、早い段階で経済的な自立のために学ぶべき視野が広がってくるのではないか、と思っています。